この連載の記事
1. 「女」の歴史
――男女平等ということを考えていくために、まずはフェミニズムについて教えてください。フェミニズムには「個人的なことは政治的である」という基本的なテーゼがあるそうですが、これはどういう意味なんですか。
2. 美という評価基準
――男女の権利ということで考えたときに、たとえば女人禁制の山があったりとか
3. ジェンダーの権力
社会っていうものはやっぱり性に規定されているんですよね。私たちの社会は、「性差」という差異にきわめて敏感です。性差に鈍感な社会、性差に無関連に成立している社会はたぶん歴史的にもなかった。プリミティブな社会でも近代的な社会でも、性差を基盤にして成り立っているということがあるので、ジェンダーというのは社会にとってすごく根
4. 「萌え」とは何か
――先生は「オタク」や「やおい」の研究もされていているそうですが、そもそも「萌える」っていうのはどういう状態なんですか。