日本人の死生観

島薗進

撮影:薮崎 めぐみ

生あるものすべてに等しくおとずれる「死」。私たちは誰ひとりとして、死と無縁ではいられません。親しい人、かけがえのない人、そして自分自身の死。死を考えることは、生を考えることでもあります。だからこそ、死の受け止め方には時代や地域、信仰などによって大きな違いがあるのでしょう。では、近代以降の日本人にとって、死はどういうものだったのでしょうか。そして、現代を生きる私たちは、死とどう向き合っていけばよいのでしょうか。宗教学者の島薗進先生にお聞きしました。

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