この連載の記事
1. 心臓、骨、顎
――今日はヒトも含めた動物の「身体の歴史」についてお話をお聞きしていきたいのですが、まずは心臓がどういうふうにできてきたか、といったことから教えていただけますか。
2. 制約の中での変化
骨にしても、顎にしても、四肢にしても、進化というのは本当に偶然で、つぎに何が起きるのかを予測して変わるのではなく、たまたまパーツの使い方を変えたやつが生き残ったということになります。商売替えするようなものですね。既にある程度出来上がってうまくいっているものを、環境の、地球側の変化に合わせて使うと、まったく新しい世界が
3. なれの果て
――直立二足歩行によって道具を作ったり、言葉が話せるようになったというのはわかったのですが、身体にはどんな影響があったんですか。
4. 家畜の歴史
――つぎは家畜についてお聞きしたいのですが、家畜(=人間が交配をコントロールする動物)というものはいつ頃生まれたんですか。
5. 家畜の姿から見えてくるもの
――先生はニワトリについての本も書かれていますが(『ニワトリ 愛を独り占めにした鳥』光文社新書)、ニワトリが世界中の至る所で飼われてきたというのにも興味をそそられました。