先日、トイビトの加藤さんと、加藤さんのオフィスで話をしました。2023年度は『タイミングの社会学』の公刊とその後の一連のさまざまなことで結構慌ただしかったけど、そういえば「タイミングの社会学」のアイデアは、加藤さんとコロナ渦中に行ったクラファンの公開インタビューで語った内容でした。

 加藤さんと話をしながら、大学と社会の接続のあり方について、いろいろと考えることもありましたが、同時に私にとっても多くのヒントが得られた時間だったなと思います。

 2024年度はサバティカルとなっていて、大学の授業が免除されているのですが、その分、この一年の備忘録を兼ねて、アカデミック・ダイアリーを書いていければと思います。大学の研究者は、1)授業、2)研究、3)管理運営業務をおこなっているのですが、昨今、よく言われるように、3)の業務が肥大化していて、1)と2)に割く時間が削られていっているのが現実です。

 でも同時に、1)から3)までの業務をトータルにこなすことで大学という組織の特徴を知ることもできると同時に、相互に関連も見えてくるところがあります。3)をこなすことで、2)に影響があったりする。

 

 ということで、サバティカル期間であることを活かして「大学で働く」ということについて振り返るような気分で、アカデミック・ダイアリーを書いていきたいと思います。

 ちゃんと文章を書こうとするとそれなりのエネルギーを要するので(当然ですよね)、おそらく、このダイアリーは継続しなくなるように思います。文章については荒れていたり、まったく公的な文章としての質は担保してないようなレベルになると思いますが、その点は容赦のほどよろしくお願いします。